中津軒にとって命ともいえるデミグラスソース作りは基本に忠実であり様々な工程がある、仕上がりの見た目は限りなく黒色に近いが小麦粉と牛脂をじっくりと時間をかけてオーブンで焦がすことでルウを作る、さらに鶏肉や牛肉、野菜から抽出したブイヨンを使い、独特の香ばしさ、独特の色味、コクや深みを出していく。
また中津軒に多くのメニューがある理由はデミグラスソース作りにも深い関係があり、ハンバーグや若鶏グリエやポークチャップなど様々な料理を作ることで生まれる煮汁などの旨味がとても重要であり、一品一品と料理をする度に加えられる。そして毎日必要な分だけを作り、継ぎ足していく。日々しっかり手間暇をかけることは初代から継承される仕事でこだわり。
中津軒の歴史は代々、味を繋ぎ、料理を繋ぎ、人と人を繋ぐ仕事。
決して楽ではないですが良い仕事ですよ。